2021年8月 牧師感話 ~思うこと・感じること~

すでに8月も半ばを過ぎました。今回は投稿が遅くなりましたが、すでに8月上旬に書いていたものに手を加えて掲載しています。7月下旬から始まった東京オリンピックも終わり、これからパラリンピックが始まります。

先月の牧師感話に続いて小豆島のお話になります。7月の休日に次男と長女と一緒に行くことができました。日帰りでしたが、朝の高松発フェリーに乗って、片道1時間、夕方、土庄港を出発して、高松に戻ってきました。6月と比べるならば「道の駅小豆島オリーブ公園」は比較的観光客がいました。海で泳ぐことはしませんでしたが、貝殻集めをしました。そして寒霞渓のロープウェイにも乗ることができました。

今回は天気が良かったので、ロープウェイの中から見える景色は美しく、海もよく見えました。秋ならば紅葉が美しいことでしょう。下側の「こううん駅」から「山頂駅」に行って、また降りて来るという方法を取りました。逆の方法もあります。山頂駅には興味深い案内がラミネートで貼り出されていました。それは「日本三大渓谷美」いうものであって、「寒霞渓(小豆島)、妙義山(群馬県)、耶馬渓(大分県)」とありました。「日本三大渓谷美」というものがあることさえ知りませんでした。そこには故郷の群馬県にある「妙義山」が書かれていましたので、何か親近感を覚え、もう少し渓谷や山について詳しく調べたい気持ちになりました。

多くの国でもそうなのかもしれませんが、日本も含めて人間は「日本三大〇〇」とか、「世界三大〇〇」というものをよく作ります。いわゆる「ランク付け」をします。上記の三大渓谷美だけでなく、大自然に触れると、大自然そのものが偶然の産物ではなく、神様の創造の御業であることを深く実感することができます。聖書の詩篇19篇1節には次のようなことばがあります。「天は神の栄光を語り告げ 大空は御手のわざを告げ知らせる。」「天」も「大空」も神様が造ってくださった被造物です。「天」も「大空」も神様の栄光すなわち偉大さと素晴らしさを語り告げ、神様が造ってくださったその御業を告げ知らせています。夏の夜空には無数の星々が輝きます。日中は太陽がさんさんと照りつけ、その光を受けた山や森の美しさはことばに表すことができないほどのものです。大自然を通して、私たちは神様の偉大さ、素晴らしさをほめたたえることができるならば、なんと幸いなことでしょうか。この詩篇19篇1節だけでなく、聖書は創造主なる神様が天地万物を造ってくださったと主張するのです。

聖書の一番最初の創世記1章1節には「はじめに神が天と地を創造された。」と書かれています。神様がすべてのものを造ってくださってお方であるということは、私たち人間も神様の深いご計画の中で造られ、愛され、今も生かされているということです。「創造主であられる神」と「造られた大自然、動物そして人間」という明確な区別があるということを理解すると共に、創造主であられる神様が人間に与えてくださった人生の指針である聖書によって生かされていくことの大切さ、素晴らしさをぜひ知っていただきたいと願っています。暑さは続く8月ですが、皆様のご健康が守られ、支えられますようにお祈りいたします。